koiwaslie

音楽とか小説とか映画とかアニメとか。好きなものを好きなまま書きます。

感想『medium 霊媒探偵城塚翡翠』(ネタバレ無) 霊媒×倒叙×翡翠ちゃんかわいい=怪作ミステリ

2017年10月。今村昌弘著『屍人荘の殺人』が発刊され、国内ミステリ大賞を総なめにし大きな話題となった。 そして2019年9月。賞レースを総なめにするミステリ小説が再び現れた。相沢沙呼著『medium 霊媒探偵城塚翡翠』だ。 まず読了した感想、結論から書かせ…

感想『恋と禁忌の述語論理』

感想 井上真偽著『恋と禁忌の述語論理』 森帖詠彦から数理論理学者の叔母、硯さんへの相談。それは名探偵が解決した事件、その推理の真偽の証明。記号化により推理は論理へと姿を変え、見えているはずなのに見えていなかった矛盾を示す。 まず本書の特徴とい…

僕らにとっての”未来”と”今”

この記事は現在2017年10月07日22時21分、つまりアニメ2期放送直前に執筆している。公開は第1話放送後を予定しているので、もし的外れなことをこの記事中で語っていたら、どうか笑い飛ばしてほしい。 では本題へ。 本日2017年10月07日より、ラブライブ!サンシ…

旅路の先に僕らは何を映すのか

(撮影:逢崎らい) 今回は、偶然撮影できた写真を通じた、ちょっとした小噺。 先日、4月16日開催の沼ラブに合わせて15~17日の沼津探訪を行った。いろいろと目的はあったのだが、やはり一番は現在いずっぱこ線で行われている、HAPPY PARTY TRAINラッピング…

感想『ブラックダイス』 -演じて得るは幸か不幸か-

劇団Flying Tripの舞台『ブラックダイス』4月23日の夜A公演を観劇した。 Aqoursで我が推しの伊波杏樹さんが主演、しかもオリジナル脚本ということもあり、役者として輝く彼女の姿を生で見たいというのが、当初の目的だった。しかし、観劇して、舞台全体を通…

HAPPY PARTY TRAINから視えた景色3 -夜明けと夕焼け-

(撮影:逢崎らい/koiwaslie) ●承前 koiwaslie.hatenablog.com ●序論 Aqours3rdシングル『HAPPY PARTY TRAIN』が4月5日ついに発売された。当ブログでは視聴版段階でHPTから感じとったことを数回記事にしてきたが、フル音源を聴き、そしてフルPVを観て、視聴…

HAPPY PARTY TRAINから視えた景色2 -東と西-

●承前 koiwaslie.hatenablog.com 前回の記事に引き続き、Aqours3rdシングル『HAPPY PARTY TRAIN』(以下HPT)について個人的に感じた景色について記していきたいと思う。 今回は、沼津という閉じられたコミュニティの内側の物語だったはずのラブライブサンシ…

HAPPY PARTY TRAINから視えた景色 -電車と旅立ち-

(撮影:キタモリテツヒト / @sazanamiPS / さざなみ写眞館) www.youtube.com 記念すべきAqours3rdシングル『HAPPY PARTY TRAIN』(以下HPT)が私にとって衝撃的な内容であったことは、前回の記事「NEXT STEP"旅立つ"ということ」にて綴った。その感情を、…

NEXT STEP"旅立つ"ということ

2017年3月3日に放送されたAqours浦の星女学院生放送にて、4月5日リリースの新曲『HAPPY PATTY TRAIN』の視聴動画がついに公開された。 明るく勝気な果南がセンター、さらにタイトルが推してくる楽しげな雰囲気。おそらく誰もが、ライブで盛り上がる系のアッ…

次の富士山もよろしく

これは街と人と景色の共存する世界のお話。 沼津・内浦地区に来訪する際、私はいつも予定を立てずに行動をしている。それは、目的を持たずになんとなく訪れても、沼津という街は十分におもしろく心地よい場所だという確信があるからだ。見知った光景でも、季…

想いよひとつになれ 1日目

2017年2月25・26日に開催されたAqoursの最初の一歩となるライブ。『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours First LoveLive! ~Step! ZERO to ONE~』本記事はライブビューイングで参加した筆者の瞳に、ライブを通じて視えた光景を共有したくて記したものです。ライ…

9人のいない街

2017年2月25・26日、Aqours1stライブ当日。 私、koiwaslieの逢崎らい。そして、さざなみ写眞館のキタモリテツヒト氏は、沼津の街中を離れて、内浦方面へと出かけた。 どうしてこの日に内浦へと出かけたのか。 理由は『Aqoursという9人の女の子のいない街を視…

一歩目のお話

2015年2月26日に『ラブライブ!サンシャイン!!』というプロジェクトの第一報が発表された。 どこかの海岸に立つ名前もわからないひとりの女の子、 そして「助けて、ラブライブ!」のキャッチフレーズ。 新たな物語が始まる予感に不安や希望、 それぞれの受…